当研究室では,河川の土砂移動を伴う河床・流路変動特性,土砂災害発生プロセスの解明,河道内樹木と流路変動との関係性の解明や適切な樹木管理,
流路変動と流域環境(植生,生物生息場,ゴミ輸送等)との関係性の把握などに関する研究を行っています。
環境・社会基盤工学科に所属する3年生の皆さんは,水理学1,水理学2,水理実験,森林流域管理(森林水文)と学んでから3年後期前に研究室選択を向かえる
と思います。土砂水理学では,水理学2で学ぶ開水路の水理学の理論に加えて,流体中における砂礫の運動,流体の運動による土砂輸送現象,土砂輸送に伴う
堆積と侵食・地形形成現象などが加わります。河川地形の成り立ち,治水と防災,河川環境等の課題について,とくに流れ・河床変動の視点から
これらを調べてみたいと思う,やる気のある学生の皆さんを歓迎します。
研究テーマは,研究費の取得状況により毎年変ります。
防災や流路変動のテーマを希望する学生が多い状況ですが,必ずしも希望には添えないことを知っておいてほしいです。
配属学生の中に大学院進学希望者がいる場合は,進学希望者に河床・流路変動を扱う研究テーマを優先します。
なお,当研究室へと所属する学生の皆さんには,水理学1,水理学2,水理実験,森林流域管理(森林水文)を必ず履修してもらいます。
3年前期終了時点で履修していない場合は,3年後期~4年前期で履修すれば大丈夫です。
研究室では,一緒に学び,研究を進める仲間を募集しています。
新たなことに挑戦し,自分自身で学ぶ姿勢を身に着け,より深い知識を得るためにも,学生の皆さんには大学院への進学を勧めています。
大学院へと進学する学生は,教員と共に研究成果を論理的に整理した学術論文の執筆,学会発表への参加,
専門分野での人的ネットワーク形成(他大学も含めた教員や学生,官公庁や企業など),
流れ・河床変動数値解析プログラム(Fortran)と基礎式の勉強,Pythonを用いた大規模データ整理など,
4年生の卒業研究だけでは学べない内容までを挑戦します。
大学院にて専門分野を学ぶ研究期間(2年間)は,技術士試験の際に実務経験年数として加算されますし,
将来的に社会人ドクターコースへの道(企業での制度有無によります)にも繋がります。
研究室の1年間の概ねの予定は以下のリンクを参照してください。
■ 配属4年生:
年間予定
■ 修士学生:
年間予定
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配属学生の研究テーマ